ゴルフで飛距離を伸ばす方法と、アップするための5つのコツ

ゴルフでドライバーショットを誰よりも遠くに飛ばし、セカンドショットを一番最後に打つのはとても気分が良く誰しも憧れるのではないでしょうか？ゴルフは飛べばいいというわけではありませんが、それでもボールを遠くに飛ばし「飛ばし屋」と呼ばれてみたいものです。ですが、なかなか思うようにボールを遠くに飛ばすのは難しいものです。そこで飛距離を出す方法と、飛距離アップするためのコツをお話しさせていただきます。

飛距離を伸ばすための5つのポイント

それではどのようにしたら飛距離を伸ばすことができるか
ということですが、ポイントは5つあります。

1.重心移動
2.コック
3.捻転
4.フェースローテーション
5.スイングスピード
以上の５つです。

飛距離アップするためのコツは重心移動を行う

まず重心移動ですが、重心移動をしっかり行うことにより、ヘッドスピードを上げることができ、飛距離が出るようになります。バックスイングで右足に重心を乗せ、ダウンスイングで左足に重心を移動します。

なぜ重心移動を行うと飛距離が出るようになるかですが、振り子を想像してください。クラブのグリップエンドを親指と人差し指で持ち、胸の前でクラブヘッドを下に垂らしてみてください。そのクラブヘッドを大きく早く振るためには、グリップエンドを左右に動かす必要があるのですが、クラブヘッドとグリップエンドを逆方向に動かさなければなりません。

クラブヘッドが右方向に動いているときに、グリップエンドを左に少し動かし、クラブヘッドが左に動き始めたら、今度はグリップエンドを右に動かします。そうすることによりクラブヘッドが大きく早く動くようになります。この振り子の動きと同じように、クラブヘッドを早く振るには、重心移動を行う必要があります。

またアイアンショットでは、インパクトでしっかり左足に重心を乗せておくことにより、ハンドファーストの形になり、ロフトが立つので距離が出ますが、右足に重心があると、手よりもクラブヘッドのほうが先行した形になり、ロフトが増えた状態でインパクトするので、距離が出なくなります。ドライバーの場合はボールを左に置いているので、あまりハンドファーストの形でのいんぱくとにはなりません。

飛距離アップするためのコツはコックを行う

飛距離アップするためのポイント２つ目は、コックを使うことです。コックをうまく使うことによりヘッドスピードを上げることができまう。

コックはバックスイング～ダウンスイングで左腕とクラブの角度を強くして、ダウンスイング～インパクトでそれをリリース（左腕とクラブでできた角度をほどく）するとクラブヘッドを加速させることができクラブヘッドを早く振ることができます。

ダウンスイングでコックの角度が浅いとクラブヘッドをインパクト直前で加速させることができません。ですので、しっかりとバックスイング～ダウンスイングでコックの角度を作っておくことが重要です。

このコックの角度がダウンスイングで深ければ深いほどクラブヘッドを早く振ることができます。コックの角度が深いとは、左腕とクラブの角度が鋭角で、左腕とクラブ（シャフト）が近い状態です。

ですが、ダウンスイングでコックをあまり深くしすぎてしまうと、インパクトでリリースが間に合わずに、かなりハンドファーストが強い状態でインパクトしてしまい振り遅れてしまう可能性があります。

ですのでコックの角度は浅すぎず、深すぎずの角度にすることが重要です。目安としては左腕とクラブ（シャフト）の角度は直角が理想的です。直角よりも角度が浅いとクラブヘッドを加速させずらくなり、直角よりも深くなるとリリースさせるのが間に合わず振り奥手安くなります。ですのでコックの角度は直角になるように心がけてください。

飛距離アップするためのコツは捻転

飛距離アップするための３つめのコツは捻転をしっかり作ることです。捻転とは上半身と下半身の回転差です。この捻転を大きくすることによりクラブヘッドを早く振ることができます。

なぜ上半身と下半身の捻転が大きくなるとクラブヘッドを早く振れるようになるかというと、消しゴムをイメージしてください。消しゴムの上側と下側を持ちます。下側を固定しておき、上側だけを回転させてひねって上側の手を放した時に、たくさんひねって上側と下側の回転差が大きくなればなるほど、まっすぐに（ひねる前の状態に）戻るスピードが早くなります。

これと同じようにゴルフスイングでも、上半身と下半身の回転差が大きいほうがクラブヘッドを早く振ることができます。上半身と下半身の捻転を大きくするには、バックスイングで下半身（腰）をあまり回転させずに、上半身（肩）だけ回転するようにします。

捻転を大きくするためのコツとしては、バックスイングの始動で腰から下を固定させておき、肩だけでスイングをスタートすることです。それでスイングの途中（手が右足太ももの前に来たくらい）からは、肩だけではもうそれ以上回転できないので、肩の回転につられて腰が回転します。そして、ダウンスイングでは腰が肩よりも先に左に回転します。そうすることにより、上半身と下半身の回転差が大きくなります。

このように上半身と下半身の捻転が大きくなることによりクラブヘッドを早く振ることができます。

飛距離アップするためのコツはフェースローテーション

フェースローテーションを行うことにより飛距離を出すことができます。インパクト付近でフェースローテーション（フェースを返す）動きが飛距離を伸ばします。なぜかというと、しっかりとフェースローテーションをすることにより、ボールをしっかりと捕まえることができるからです。弱々しく右に曲がるスライスが飛距離がでないのは、ある程度ゴルフをやったことがある人であれば想像がつくと思います。

フェースローテーションをしっかり行うことにより、ボールを捕まえることができ、スライスを防ぐことができます。またインパクト付近でフェースローテーションを行うことにより、ヘッドスピードを上げることができます。フェースローテーションが少ないスイングのほうが、インパクト付近でフェースがまっすぐになっている状態が長いので、曲がる可能性が少なくなりますが、フェースローテーションが大きいほうが飛距離が出ます。

ですので、フェースローテーションは適度に行う必要があります。少なければ多くすることにより、飛距離をのばすことができます。目安としては、スライスしているようでしたら、フェースローテーションが足りないので、もっとフェースローテーションを使うことによりさらなる飛距離アップが期待できます。

飛距離アップするためのコツはスイングスピードを上げる

飛距離アップするためには、スイングスピードを上げることです。上手くボールが当たらなかった原因のアドバイスとして、「スイングが早かったからもっとゆっくり振ったほうがいい」なんて言うことがありますが、このアドバイスの受け取り方を間違えると飛ばないスイングになってしまいます。間違った受け取り方をすると、バックスイングからかなりゆっくりなスイングをしてしまいます。

このアドバイスの意味するところは、スイング全体をゆっくりにするということではなく、ダウンスイングに入るときに肩をダウンスイング方向に回転させ始めるのを遅くするということです。ダウンスイングは下半身から動き始め、その後上半身（肩）が動くのが正しい動きです。体を動かす順番を正しくするということです。

ダウンスイングで上半身と下半身を同時に回してしまうと、スイングが早かったと表現されます。バックスイングのスピードをゆっくりにしてスイング全体をゆっくりにしてしまうと、当然ヘッドスピードが上がらないので飛距離が出ません。

バックスイングでスピードがあったほうが、切り返しで上半身と下半身の捻転をつくりやすくなります。バックスイングで上半身がバックスイング方向に動いている間に、下半身がダウンスイングに入るのですが、スピードがあったほうがここで回転差を作りやすくなります。

その結果飛距離が出るようになります。このようにスイングスピード（バックスイングを上げるスピード）はコントロールできる範囲で早いほうが飛距離が出ます。

まとめ

飛距離を伸ばすための5つのポイント
飛距離アップするためのコツは重心移動を行う
飛距離アップするためのコツはコックを行う
飛距離アップするためのコツは捻転
飛距離アップするためのコツはフェースローテーション
飛距離アップするためのコツはスイングスピードを上げる

このように飛距離アップするためには５つのポイントを正しく行うことが大切ですので、これらを意識して是非飛距離アップしてください。